通信 制 高校 おすすめの学校はどこなのか?評判の良い通信制高校だったとしても、全ての人にとって最適なのかというと、そうではありません。通う目的・特長を知って通信制高校を選ばなければ、納得して通えないはずです。
このサイトではあなたにとっておすすめな通信制高校を選ぶための通う目的、特長別に全国の通信制高校を紹介しています。
通信制高校選びに失敗しないための3つの判断軸とは?
通信制高校に関心を持つ人は、かつてに比べて年々増え続けています。
不登校経験のある生徒、学業以外の活動に専念したい人、家庭の事情で通学が難しい人、また自分のペースで学びたい人まで、さまざまな理由で通信制高校を選ぶ時代になりました。
ただし、選択肢が広がったぶん、「どの通信制高校が自分に合っているのかがわからない」という声も多く聞かれます。
通信制高校は学校によってカリキュラム・スクーリングの頻度・費用・学習サポートなどが大きく異なるため、なんとなくで選んでしまうと入学後に“思っていたのと違った”というミスマッチが起こりがちです。
ここでは、後悔しない通信制高校選びのために必ずチェックすべき3つの判断軸をわかりやすく解説します。
1. 「目的」から考える|なぜ通信制高校に行きたいのか?
最初に考えるべきは「なぜ通信制高校を選ぶのか?」という目的です。
目的が曖昧なままだと、学校選びの軸がブレてしまい、ミスマッチの原因になります。
通信制高校に通う目的は、大きく分けて以下のようなパターンがあります。
■ 高卒資格の取得
「とにかく高校卒業資格がほしい」という人には、最短で卒業が目指せる学校が向いています。
学習負担が少なく、自宅学習中心で登校日数が少ないタイプの学校を選ぶと、無理なく卒業までたどり着けます。
■ 大学進学
「大学受験を視野に入れている」という場合、一般的な通信制高校だけでは対応が難しいことも。
進学コースや予備校との連携がある通信制高校、またはサポート校を併設している学校を選ぶと、学力強化と受験対策が可能です。
■ 専門分野を学びたい
芸能、IT、美容、アート、ペットなど、専門コースに魅力を感じている場合は、カリキュラムが充実している学校を選ぶのがベスト。
特定分野に力を入れている通信制高校は、現場体験や資格取得に強いカリキュラムを用意しています。
■ 不登校からの社会復帰や居場所づくり
無理なく通えること、心のサポートがあることが第一。
メンタルケアやカウンセリング体制が整った学校を選び、安心して登校できる環境が大切です。
自分が通信制高校に何を求めているのかを整理しておけば、候補となる学校が自然と絞り込まれます。
2. 「学びやすさ・通いやすさ」をチェックする|実際に続けられるか?
次に重視すべきは、学びやすさ・通いやすさです。
「自由なスタイルで学べる」と言われる通信制高校でも、学校によって通学スタイルや学習の進め方には大きな違いがあります。
■ スクーリング日数と場所
スクーリングとは、実際に学校や指定の会場に登校して授業を受ける日数のこと。
学校によって、年に5日程度の集中型や、週1〜3日で定期的に通うスタイルまでさまざまです。
【例】
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N高等学校:年5日の集中スクーリング型
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クラーク記念国際高等学校:週1〜5日の通学コースあり
-
第一学院高等学校:個別指導+通学型で柔軟対応
自宅から通える距離かどうか、スクーリング会場がどこにあるか、登校頻度は自分に合っているかをしっかり確認しましょう。
■ 学習スタイル(自宅中心・通学併用・完全オンライン)
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自宅学習中心:自分のペースで取り組みたい人に最適。ただし自己管理が必要。
-
通学併用:先生の指導や仲間との交流があるので、孤独感を感じにくい。
-
完全オンライン型:自宅でもインターネット環境があれば柔軟に学習可能。
生活リズムや性格に合わせて、無理なく続けられる学習スタイルを選ぶことが大切です。
3. 「費用とサポート体制」|無理なく通える経済性と安心感
通信制高校の学費は学校ごとに大きく異なり、公立と私立でその差は顕著です。
■ 公立通信制高校
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学費:年間数千円〜数万円程度(教科書や制服代は別)
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支援金対象:高等学校等就学支援金で自己負担ゼロも可能
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サポート体制:必要最低限。学習や進路指導のサポートは限定的。
■ 私立通信制高校
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学費:年間20〜40万円前後(サポート校併用だとさらに高額に)
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就学支援金:世帯収入によって最大支給あり。年11.8万円~30万円以上の補助が可能。
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サポート体制:個別指導、進学対策、メンタルサポート、専門指導などが充実
自分や家庭の経済状況をふまえたうえで、無理なく通い続けられる学校を選ぶことがポイントです。
また、進学・就職・資格取得・メンタルケアなど、学校がどこまでサポートしてくれるのかもチェックしておきましょう。
学費が安い通信制高校ランキング|支援金活用でさらに負担減
通信制高校の魅力のひとつが「比較的安く通えること」ですが、それでも学校によって学費には大きな差があります。
「できるだけ費用を抑えて卒業したい」「自分で学費を払いたい」「家計に負担をかけたくない」
そんな方にとって、学費の安さは学校選びにおいて重要な判断材料です。
本記事では、学費が安い通信制高校をランキング形式で紹介するとともに、就学支援金制度を活用して実質負担を軽くする方法も解説していきます。
◆ 通信制高校の学費のしくみ|公立と私立の違いを理解しよう
まずは、通信制高校の基本的な学費構造を知っておきましょう。
● 公立通信制高校の学費
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授業料:1単位あたり約300円〜500円
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教材費・施設費:年間1万円〜3万円程度
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制服・スクーリング交通費:別途必要(実費)
就学支援金が適用されると、ほとんどの公立通信制高校では授業料が無料になるため、年間の実質負担は1万円〜3万円程度におさまります。
● 私立通信制高校の学費
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授業料(1単位):4,000〜12,000円
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年間学費:20万円〜80万円程度
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入学金・施設費・サポート校費用など別途加算されることも
ただし、私立でも「高等学校等就学支援金制度」により、家庭の収入に応じて授業料の一部または全額が補助されます。
◆ 高等学校等就学支援金とは?
文部科学省が設けている支援制度で、年収590万円未満(目安)の世帯を対象に、授業料を支援する制度です。
■ 支給額の目安(私立通信制)
世帯年収 | 支給単価(1単位) | 年間上限 |
---|---|---|
約270万円未満 | 12,030円 | 最大396,000円程度 |
約590万円未満 | 4,812円〜9,600円 | 最大158,000円程度 |
これを活用することで、学費の高い私立通信制高校でも、実質負担が大幅に減ることになります。
◆ 学費が安い通信制高校ランキング【実質コストで比較】
ここでは、就学支援金の利用を前提とした「実質負担が軽い」通信制高校を紹介します。※年間の目安学費で比較
【第1位】鹿島学園高等学校
年間学費目安:約190,000円(就学支援金適用後さらに安く)
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スクーリング回数:年数回(会場多数)
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コース:進学、美容、スポーツ、マンガ・イラスト、ペットなど豊富
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特長:提携サポート校が全国にあり、通いやすさ抜群
低価格かつ多彩な専門コースが魅力。公立並みの学費で私立の自由度を享受できます。
【第2位】N高等学校(角川ドワンゴ学園)
年間学費目安:約250,000円(ネットコースの場合)
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スクーリング:年5日程度
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コース:IT・プログラミング・声優・起業・進学など
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特長:完全オンライン完結型、柔軟な学習スタイルが可能
学費は私立としては比較的安く、自宅学習+最新テクノロジー活用によりコスパが高いと評判。
【第3位】ヒューマンキャンパス高等学校
年間学費目安:約290,000円(学習サポートなしの場合)
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スクーリング:年数回/地域によっては月1〜2回通学あり
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コース:声優、アニメ、ファッション、美容、保育など多数
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特長:専門分野に特化したコースが豊富/就職支援も手厚い
初期費用が比較的安く、自分で学費を負担したい生徒にも人気があります。
【第4位】ルネサンス高等学校
年間学費目安:約280,000円(Webコース)
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スクーリング:最小年4〜5日で卒業可
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特長:オンライン学習に強く、自分のペースで卒業を目指せる
シンプルなカリキュラムで、自立して学びたい人におすすめ。
【第5位】NHK学園高等学校(公立)
年間学費目安:10,000円〜30,000円程度(ほぼ無料)
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スクーリング:地域によって異なるが、月1〜2回が基本
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特長:公立ならではの安さと安心感/歴史ある通信制高校
経済的な事情で学費を抑えたい方には、圧倒的な安さと信頼感で選ばれる定番の学校です。
◆ 学費が安い=「質が低い」ではない!大事なのは自分に合うかどうか
「学費が安い学校って、サポートが弱いのでは?」「進学に弱いのでは?」と不安に感じるかもしれませんが、価格と学習の質は必ずしも比例しません。
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安いけど進学実績が豊富な学校
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高くてもサポートが少ない学校
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専門分野は強いが、一般教科は自学自習型…など
重要なのは、自分の目的に合ったサポートが受けられるかという視点です。
通いやすさ重視なら?広域対応&全国対応の学校に注目
通信制高校といえば、自宅学習が中心で「学校に通わなくてもOK」というイメージを持っている方も多いかもしれません。
しかし、実際には**「スクーリング」と呼ばれる対面授業や面接指導への参加が卒業要件として必須**とされています。
つまり、いくら通信制といっても、年に数回は登校が必要なのです。
この「通学のしやすさ(通いやすさ)」は、通信制高校選びにおいてとても重要なポイントとなります。
ここでは、全国対応・広域対応の通信制高校に注目しながら、スクーリングの形式や通いやすさの特徴、代表的な学校を紹介していきます。
◆ 通信制高校における「通いやすさ」の定義とは?
通いやすさと一口に言っても、実は以下の3つの要素に分けて考えることができます。
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スクーリングの頻度(年間何回通う必要があるか)
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スクーリングの場所(自宅から通いやすいエリアに会場があるか)
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スクーリングの形式(集中合宿型か、通学型か)
これらを自分の生活スタイルや性格に合わせて選ぶことで、「無理なく卒業できる環境」が整います。
◆ スクーリングの頻度別|通学負担を減らしたい人におすすめの形式
● 年5日程度の「最小限スクーリング」型
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スクーリング日数が最も少ないスタイル
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数日間の集中合宿型で一気に単位取得
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自宅学習時間が確保しやすく、アルバイトや家庭の事情と両立しやすい
【代表的な学校】
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N高等学校(年5日、全国で開催)
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ルネサンス高等学校(年4〜8日、集中スクーリング)
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WILL学園(合宿型/地域別に開催)
「学校に行くのが苦手」「毎週通学は負担が大きい」という人にぴったりです。
● 月1〜2回の「定期通学型」
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定期的に通学するスタイル
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生活リズムが安定しやすく、対面指導で学習のモチベーションが保ちやすい
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グループワークや友人との交流の場も確保できる
【代表的な学校】
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第一学院高等学校(週1〜5日コースあり)
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クラーク記念国際高等学校(地域ごとにキャンパス展開)
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トライ式高等学院(個別指導型で柔軟な通学プランあり)
「一人での学習が不安」「人とのつながりを大事にしたい」という人におすすめです。
◆ 広域通信制高校と狭域通信制高校の違い
通信制高校は、大きく分けて「広域」と「狭域」の2タイプがあります。
■ 広域通信制高校
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複数の都道府県から生徒を募集できる(3都道府県以上)
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スクーリング会場が全国に多数あり、居住地に関係なく選べる
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スクーリングの方法も柔軟(合宿/分散/サテライト)
【代表的な広域校】
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N高等学校
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ルネサンス高等学校
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クラーク記念国際高等学校
全国からの入学に対応しており、地方在住の方や引っ越し予定のある方にも安心です。
■ 狭域通信制高校
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1都道府県またはその隣接地域のみが対象
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通学可能圏内に住んでいることが入学条件
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地元密着型で通学サポートやサポート校と連携していることも多い
【代表的な狭域校】
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東京都立一橋高等学校(東京都在住者限定)
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大阪府立桃谷高等学校(大阪府内対象)
「地元でじっくり通いたい」「公立で低コストに学びたい」という人には狭域型も有力です。
◆ 通いやすい通信制高校おすすめ校3選【全国対応】
【1】N高等学校(角川ドワンゴ学園)
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スクーリング:年5日(全国主要都市で開催)
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対応地域:全国
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特長:完全オンライン対応/IT・起業・大学進学コースが充実
パソコンやスマホを使ってどこでも学べる環境が整っており、「最も柔軟に学べる通信制高校」の代表格です。
【2】クラーク記念国際高等学校
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スクーリング:週1〜5日から選べる通学スタイル
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対応地域:全国主要都市にキャンパスあり
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特長:学習・進路指導が手厚く、大学進学に強い
通学型と通信型を併用できるため、「少し通学したいけど毎日は厳しい」という人にとっても絶妙なバランスの学校です。
【3】ルネサンス高等学校
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スクーリング:年4〜8日(集中型)
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対応地域:全国対応(複数の学習センターあり)
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特長:マイペース学習向き/スマホでも授業が受けられる
動画授業とレポート提出中心のため、時間や場所を選ばずに学びたい人に人気があります。
◆ 「通いやすさ」は“継続のしやすさ”に直結する
通信制高校は自由度が高い反面、自分で学習を管理する力や継続する力が必要です。
そのため、「通いやすさ=続けやすさ」と言い換えても過言ではありません。
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スクーリングの頻度が負担にならないか?
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通学ルートや時間帯は現実的か?
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必要なときにサポートを受けられる体制があるか?
これらをよく検討した上で学校を選ぶことで、「入学したけれど通えなかった」という失敗を防ぐことができます。
大学進学や専門学習を目指すなら?目的別おすすめ校を紹介
通信制高校は「高校卒業資格を得るためだけの学校」と思われがちですが、実は大学進学や専門分野のスキル習得にも強い学校が数多く存在します。
近年では、難関大学への合格実績を出す通信制高校や、実務的な専門スキルを高校在学中に習得できる学校も増えており、将来を見据えて通信制高校を選ぶ生徒も増加しています。
この章では、大学進学を目指す人、特定の専門分野でプロを目指す人、それぞれの目的に合わせたおすすめの通信制高校・サポート校を紹介します。
◆ 通信制高校から大学進学はできる?結論→“可能”
まず結論から言えば、通信制高校からでも大学受験に挑戦し、合格することは十分に可能です。
事実、通信制高校を卒業して国公立大学や有名私大に進学した生徒も多数います。
ただし、注意点として以下の2点が挙げられます:
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通信制高校の授業だけでは大学受験の対策は不十分なケースが多い
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進学を目指すには、自己学習+受験対策ができる環境が必要
そのため、大学進学を目指すなら、進学コースがある学校やサポート校と連携している通信制高校を選ぶのが成功のカギになります。
◆ 大学進学に強い通信制高校・サポート校【実績あり】
【1】トライ式高等学院
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特長:個別指導スタイル/難関大学への合格者多数
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実績:京都大学、千葉大学、九州大学、信州大学など
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サポート:受験対策/面接指導/メンタルケアも充実
「個別指導のトライ」が母体のため、生徒一人ひとりのペースと志望校に合わせた指導が可能。難関大学を目指す生徒に人気です。
【2】中央高等学院(通信制高校:中央国際高等学校)
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特長:通信制高校+大学進学専門塾のハイブリッド運営
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実績:一橋大学、筑波大学、東京学芸大学、早慶など多数
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カリキュラム:映像授業×対面指導×模試対策あり
「大学受験コース」は予備校レベルの教材と個別カリキュラムが用意されており、中堅から難関まで幅広く対応可能。
【3】クラーク記念国際高等学校
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特長:全日制のような通学型と通信型のハイブリッド校
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実績:GMARCH・国公立含む進学者多数
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サポート:推薦・AO対策/模試/探究学習プログラムが豊富
「探究型学習」に力を入れており、推薦入試や総合型選抜に強い。プレゼンや面接対策までカバーしています。
◆ 専門分野を学びながら高校卒業資格を取得できる学校も
「大学進学よりも、やりたい専門分野を極めたい」
そんな希望を持つ人にとっては、専門コースが充実している通信制高校がぴったりです。
以下は、分野別に人気のある通信制高校です。
■ IT・プログラミング
【N高等学校】
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コース例:プログラミング、Webデザイン、起業コースなど
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特長:最新テクノロジー教材+現役エンジニア監修授業
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その他:全国規模の起業コンテストやアプリ開発体験あり
■ 美容・ファッション
【飛鳥未来高等学校】
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コース例:ヘアメイク・ネイル・ファッションスタイリングなど
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特長:専門学校レベルの技術指導+資格取得サポート
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対象:将来美容師やスタイリストを目指す高校生向け
■ 芸能・声優・音楽
【第一学院高等学校】
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コース例:芸能・俳優・声優・ダンス・音楽表現など
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特長:提携プロダクションからの指導・現場体験あり
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その他:本格的なオーディション指導制度あり
■ ペット・保育・福祉
【ヒューマンキャンパス高等学校】
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コース例:ペット・保育・医療事務・心理・福祉系など
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特長:実務系の資格取得が目指せる
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その他:専門学校併設で卒業後の進学にもつながりやすい
◆ 通信制高校を“学びの場”として最大限に活かすには?
進学でも専門でも、通信制高校を選ぶなら、以下のポイントを意識すると失敗しにくくなります。
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「卒業資格取得+α」があるか?(進学指導や専門指導)
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通学の負担が少ないか?(登校頻度・学習スタイル)
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モチベーション維持できる仕組みがあるか?(仲間・先生・イベント)
学校見学・資料請求・説明会参加などを通して、自分に合った学び方・先生・環境をしっかり見極めてください。
転入・編入しやすい通信制高校とは?随時入学OKの学校を厳選
通信制高校は、柔軟な学び方ができるだけでなく、「転入・編入のしやすさ」という点でも注目を集めています。
「今の高校が合わない」「不登校気味で出席日数が足りない」「高校を辞めたけど、もう一度やり直したい」
そんな思いを持つ方にとって、すぐにでも新たなスタートを切れる環境があるかどうかは大きな決め手になります。
この章では、通信制高校の「転入・編入」の違い、入学時期の柔軟性、そして随時入学が可能なおすすめ校を詳しくご紹介します。
◆ まずは確認:転入と編入の違いとは?
通信制高校を調べていると「転入」「編入」という言葉が出てきますが、この2つは似ているようで意味が異なります。
● 転入(てんにゅう)
現在、別の高校に在籍中で、退学せずに他の学校に移ること。
単位の引き継ぎがしやすく、空白期間ができにくいのが特長。
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例:全日制高校をやめて、通信制に転校したい場合
● 編入(へんにゅう)
すでに高校を中途退学していて、再度別の高校に入り直すこと。
在籍期間や取得済みの単位に応じて、卒業までの必要年数が決まる。
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例:高校を中退後、半年や1年の空白期間を経て通信制に入り直す場合
どちらの場合も、これまでに取得した単位は、原則として引き継ぎが可能です(学校の判断による)。
◆ 転入・編入のタイミング|通信制高校は“随時入学”が強み
通信制高校の魅力のひとつが、年に複数回の入学時期が設けられていること。
一部の学校では「毎月1日入学OK」など、極めて柔軟な対応をしています。
一般的な入学時期(私立通信制)
入学区分 | 入学月(例) |
---|---|
転入 | 毎月/四半期ごと(4月・7月・10月・1月) |
編入 | 年数回(4月・7月・10月・1月など) |
新入学 | 4月が中心(10月入学対応の学校もあり) |
「いつでも入れる=早く立ち直れる」ことにつながり、学び直しを考える人にとって大きな安心材料となります。
◆ 転入・編入しやすい通信制高校|随時入学対応校を紹介
【1】N高等学校(角川ドワンゴ学園)
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入学時期:転入→毎月/編入→4月・7月・10月・1月
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特長:オンライン学習に特化/スクーリングは年5日程度
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対応:ネットコースは在宅完結可能、柔軟性◎
ネット環境さえあれば、全国どこからでも即スタート可能。中退後のブランクを最小限にして再出発したい人に最適。
【2】ルネサンス高等学校
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入学時期:転入・編入→毎月随時受付
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特長:スマホ・タブレットでレポート提出/登校は最小限
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対応:3つのキャンパス(東京・大阪・愛知)+オンライン対応
月単位の入学受付&最小限の登校日という条件から、不登校気味でもストレス少なく通える学校として定評があります。
【3】第一学院高等学校
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入学時期:転入・編入→毎月随時受付
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特長:週1〜5日まで通学頻度を選択可能/個別支援が充実
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対応:全国にキャンパスあり/心理サポート体制が万全
学習面だけでなく、心のケアや生活支援にも力を入れている学校。中退・不登校からの再スタートにも強い味方です。
【4】ヒューマンキャンパス高等学校
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入学時期:転入→毎月1日/編入→随時
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特長:全国に提携校多数/専門分野の学習に強い
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対応:芸能・保育・美容・声優・ペットなど多彩な分野に対応
**「やりたいことがあるけど学校には通いづらい」という人におすすめ。**専門コースを学びながら、無理なく卒業資格を目指せます。
【5】さくら国際高等学校(東京校)
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入学時期:転入・編入→随時受付
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特長:個別指導中心/フリースクール併設型で不登校支援に注力
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対応:都内拠点/少人数制で丁寧なサポートあり
心理的な不安が強い方でも、安心して学び直せる環境を用意。通信制+福祉的サポートを両立した珍しい学校です。
◆ 転入・編入を検討している方へ|“卒業までの年数”にも注目
通信制高校は「単位制」が基本。
そのため、今まで取得した単位が多ければ、最短での卒業も可能です。
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高校1年で辞めた → 単位数によって2年次編入も可
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高校2年で中退 → 条件を満たせば、3年で卒業も可能
学校によっては単位の引き継ぎ方針が異なるため、面談や相談時に必ず確認しましょう。
「卒業まであと何年必要なのか」「同学年と同じタイミングで卒業できるか」などは大きな選択ポイントになります。
まとめ|“今すぐやり直せる”柔軟な環境が通信制の強み
「高校をやめてしまった…」「今の学校にはもう通えない」
そんな状況でも、通信制高校ならいつでも、何度でも、新しいスタートが切れます。
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転入・編入を随時受付している学校を選ぶ
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スクーリングの負担が少ない学校を選ぶ
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自分のペースで学べる柔軟なカリキュラムを持つ学校を選ぶ
どこかに「自分に合う場所」がきっとあります。
大切なのは、動き出す“タイミングを逃さない”こと。
今からでも遅くありません。思い立ったそのときが、人生の再スタートのチャンスです。
通信制高校だからこそ可能な夢や目標をもって学習できる環境を探してみてください。
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