通信制高校の卒業式に出席する予定だけど、どんな服装がふさわしいのか迷っていませんか?
制服がない学校も多く、服装の自由度が高い分「浮かない格好」「フォーマルすぎない服装」のバランスが難しいところです。
この記事では、「通信制高校 卒業 式 服装」で迷っている方へ向けて、服装の選び方やマナー、保護者の服装までわかりやすく解説します。
通信制高校の卒業式ってどんな服装が基本?
通信制高校の卒業式が近づくにつれて、「どんな服装で行けばいいんだろう?」と悩む方は少なくありません。全日制高校と異なり、制服がない通信制高校では服装の自由度が高い分、選択に迷いやすいというのが実情です。
この記事では、「卒業式にふさわしい服装とは何か?」を男女別・保護者別に詳しく解説しつつ、**“浮かない、恥ずかしくない、写真映えもする”**服装選びのポイントを紹介していきます。
制服があるなら基本は「制服」がおすすめ
通信制高校にも、一部には制服が指定されている学校があります。この場合、迷わず制服を着用するのが最も無難で安心な選択です。
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学校指定の制服がある=フォーマルな場での正装とされている
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他の生徒と揃った服装になることで式全体の統一感も保たれる
このような理由から、特に何も言われていなくても、制服がある学校では**卒業式に制服で出席するのが“暗黙のルール”**とも言えるでしょう。
制服がない学校の生徒は?「スーツorきれいめ私服」が基本
一方で、私服登校を認めている通信制高校では、「卒業式当日はどんな服を着るべきか?」という悩みが出てきます。この場合の基本スタイルは次の2パターンです。
男子生徒におすすめの服装
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ブラック・ネイビー・グレー系のスーツ(無地が無難)
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ジャケット+シャツ+スラックスでもOK(ノーネクタイでも可)
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革靴でフォーマル感を演出(スニーカーNG)
ネクタイは派手すぎない柄を選び、髪型も清潔感のあるスタイルにまとめておきましょう。写真撮影があることも多いため、式典らしい雰囲気を意識するのがポイントです。
女子生徒におすすめの服装
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スカートスーツ or パンツスーツ(黒・紺など落ち着いた色が◎)
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白や淡い色のブラウス+ジャケット
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パンプス or ローヒールシューズ
ブラウスにはリボン付きやフリル付きのものを選ぶと、華やかさを演出できます。パンツスタイルでも問題はありませんが、卒業式らしい“セレモニーフォーマル”を意識するなら、スカートスーツが最も無難です。
私服参加もOK?注意点とアドバイス
通信制高校では「私服での卒業式参加も可」とされている場合も多いですが、何でもいいというわけではありません。
たとえ私服で参加するにしても、以下のようなスタイルを避けるようにしましょう。
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パーカーやジーンズなどのカジュアルすぎる服装
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ロゴ入り・アニメ系などの個性が強すぎる服
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ボロボロ、しわくちゃなど清潔感に欠ける服
フォーマルなイベントである以上、**“場にふさわしい服装かどうか”**が最重要です。オフィスカジュアル寄りの服装や、落ち着いたカラーでまとめたスタイルを意識しましょう。
また、9月開催の卒業式では、暑さ対策としてジャケットを脱いでも問題ない私服コーデを組んでおくと安心です。
和装(袴や着物)はOK?場の雰囲気とバランスを考慮
卒業式といえば袴というイメージを持つ方も多いと思いますが、通信制高校では袴姿はやや少数派です。
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NGではないが、浮いてしまう可能性もある
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周囲と服装を合わせたいなら避けた方が無難
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和装は着崩れ・移動のしにくさもあるため注意が必要
ただし、学校や地域によっては和装で出席する生徒もいるため、事前に同級生や先生に確認をとっておくと安心です。少人数の卒業式でアットホームな雰囲気なら、袴でもOKとされることもあります。
卒業式=「思い出に残る日」だからこそ、TPOを意識した服装を
通信制高校は、普段の登校日が少ない学校も多く、仲間や先生と直接会う機会が限られている方もいるかもしれません。そんな中で迎える卒業式は、貴重な“節目”として一生の思い出になる可能性が高いイベントです。
だからこそ、服装選びでは以下の点を意識しましょう。
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TPO(Time・Place・Occasion)をわきまえる
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写真や動画で記録に残ることを意識
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家族や保護者にも誇れる姿を見せる
最後の晴れ舞台、後悔のない装いで臨みましょう。
参考リンク
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文部科学省|学校行事の指導と工夫
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/04062301.htm -
厚生労働省|学齢期の健やかな成長のために
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000196872.html
制服がない場合のおすすめコーディネートとは?
通信制高校には「制服がない」「自由な服装が許可されている」学校も多く存在します。卒業式という晴れ舞台に何を着ればよいか、制服がない生徒にとっては悩ましい問題ですよね。
今回はそんな方のために、「制服なしの卒業式」にふさわしいコーディネート例や注意点、服装選びのポイントを男女別・シチュエーション別に徹底解説していきます。
通信制高校の卒業式は“私服OK”だけど油断禁物
通信制高校の卒業式は基本的に私服OKですが、それは「カジュアルでいい」という意味ではありません。
卒業式はれっきとした公式行事であり、保護者や来賓、校長先生など、多くの大人が出席する場でもあります。
つまり、TPO(時間・場所・目的)に合わせた“フォーマル寄りの服装”を選ぶのが基本です。
「ちょっとかしこまった格好」を意識すれば、周囲から浮くことなく、写真映えもする卒業式スタイルが完成します。
男子におすすめのコーディネート例
1. スーツスタイル(最も無難で王道)
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色は黒・濃紺・チャコールグレーなど落ち着いたトーンが◎
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シャツは白が基本、ネクタイも無地~細かいストライプが無難
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革靴を履いて、全体のフォーマル感を整える
2. ジャケパンスタイル(スーツよりラフな印象に)
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紺やグレーのジャケット+明るめシャツ+スラックス
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スニーカーはNG。黒の革靴で引き締める
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ノーネクタイでもOKだが、清潔感重視のコーデが前提
3. 清潔感あるキレイめ私服(ややカジュアルOKな式に)
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シャツ+カーディガン+チノパン
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スニーカーではなくレザーシューズかローファー
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パーカー・ジーンズ・Tシャツは避けること
ポイントは「写真に残った時にきちんと感が伝わるか?」という視点です。
また、シャツやスラックスにしわがないよう、事前にアイロンがけも忘れずに。
女子におすすめのコーディネート例
1. スカートスーツスタイル(定番フォーマル)
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黒・ネイビー・グレーが定番カラー
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白いブラウス+リボン付きで上品な華やかさを演出
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黒パンプス(ヒールは3〜5cm程度が歩きやすい)
2. パンツスーツスタイル(活動的&きちんと感)
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女性らしいラインの入ったスリムなセットアップがおすすめ
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パンツスーツでも、ブラウスやアクセサリーで華やかさを足すと◎
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髪型もまとめ髪などきちんと感を意識
3. ワンピース+ジャケット(カジュアル式向き)
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膝丈のきれいめワンピース+ノーカラージャケット
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カラートーンはベージュ・ネイビー・ラベンダーなど上品系
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タイツ+パンプスで足元もきれいに整える
女子の場合、**華美すぎる服装(フリル過多、露出の多いデザインなど)**は避け、式典にふさわしい控えめなコーデがベストです。
季節や開催場所に合わせたアレンジも重要
卒業式が開催される時期や場所によって、服装の調整も必要です。
3月開催の場合
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寒さ対策としてコートやマフラーも検討(式中は脱ぐ)
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厚手のタイツ、ヒートテックインナーもOK
9月開催の場合
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暑さが残る時期なので、通気性・軽さを重視した素材を選ぶ
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スーツのジャケットは持参だけして、着脱で調整も可能
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女性は半袖ブラウスに薄手のカーディガンでも違和感なし
また、会場が市民ホールやホテルの式場などフォーマルな場所の場合は、より格式高い服装を心がけましょう。
自分の立場を意識した服選びをしよう
通信制高校の卒業式には、普段顔を合わせる機会が少ない先生や同級生、保護者が多数集まります。そんな中での服装選びでは、「自分がどう見られるか」という視点が大切です。
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家族に誇れる装いか?
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将来、写真を見返しても恥ずかしくないか?
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会場の雰囲気に調和しているか?
これらを一つひとつ意識すれば、きっと納得のいく服装が選べるはずです。見た目は自信につながる要素でもありますので、少し気合いを入れて準備しておきましょう。
制服なしの卒業式で後悔しないために
最後に、コーディネートで失敗しないためのポイントをまとめます。
ポイント | 説明 |
---|---|
色味 | 黒・紺・グレーなどの落ち着いた色が安心 |
素材 | テカりすぎ・透けすぎる素材は避ける |
シルエット | 派手なシルエットではなく体にフィットしたシンプルなもの |
清潔感 | しわ・ほこり・汚れをチェック |
靴 | フォーマルな革靴またはパンプス(スニーカーNG) |
参考リンク
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文部科学省|学校行事や服装マナーに関する指導方針
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/04062301.htm -
厚生労働省|青少年の社会参加や節目行事の支援に関する情報
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000176926.html
卒業式の服装で気をつけたいポイント5選
通信制高校の卒業式は、制服の有無や通学スタイルの自由度によって、服装の選び方も多種多様になります。とはいえ、式典である以上はTPO(時・場所・場合)をわきまえた装いが求められるのは言うまでもありません。
「一体どこまでがOKで、何がNGなのか…?」
と悩む方も多いでしょう。ここでは、卒業式にふさわしい服装選びで特に気をつけたいポイントを5つにまとめてご紹介します。
①「派手すぎる服装」はNG!フォーマルな色味と控えめなデザインを
卒業式は厳粛な式典です。結婚式やパーティーとは異なり、「華やかさ」よりも「落ち着きと格式」が重視されます。そのため、次のような服装は避けるようにしましょう。
NG例:
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原色系(真っ赤・ビビッドピンク・蛍光色など)のスーツやワンピース
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柄が大きい・派手なプリント入りの衣服
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派手なラメやスパンコールの装飾
OK例:
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黒・ネイビー・グレー・ベージュなどの落ち着いた色味
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無地や細かいチェック・ストライプなど控えめな柄
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シンプルなデザインのスーツ、ジャケット、ワンピース
服の色味や柄に気をつけるだけでも、全体の印象はぐっと引き締まり、式典にふさわしい服装に仕上がります。
②「清潔感があるか」が重要!しわ・ほこり・サイズ感を要チェック
いくらスーツを着ていても、しわくちゃだったり汚れていたりしては台無しです。清潔感を保つためには、以下の点を前日に必ずチェックしておきましょう。
チェックリスト:
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シャツやブラウスにしわがないか
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スーツやスカートにホコリや毛玉がついていないか
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靴は磨いてあるか(かかとのすり減りも要確認)
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サイズは合っているか(ブカブカ・ピチピチはだらしなく見える)
また、靴下やストッキングの破れ・伝線も意外と目につくポイントです。予備を用意しておくと安心です。
③「浮かない服装」を意識!周囲の生徒とバランスをとろう
通信制高校では私服OKなケースも多い分、個人差が出やすく、「服装で浮く」ということが起こりやすいです。
たとえば——
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自分だけジーンズ&スニーカーで、他は全員スーツ
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自分だけ袴で、他はジャケットスタイル
というようなケースでは、“悪目立ち”する可能性があるのです。
周囲と足並みを揃えるためにできる対策としては:
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事前に友人や先生に服装を確認する
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過去の卒業式の写真があればチェック
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学校のしおり・案内に「服装についての注意書き」がないか確認する
服装自由とはいえ、**「周りと調和しているか?」**という視点はとても重要です。主役の場で気まずい思いをしないためにも、リサーチはおすすめです。
④「TPOに合った靴・鞄・アクセサリー」にも配慮を
服装に気をつかっていても、靴や小物でマイナス印象を与えるケースも意外とあります。
靴についての注意点:
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スニーカー・サンダル・ブーツはNG(卒業式にはふさわしくない)
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男子は黒の革靴、女子は黒やベージュのパンプスがおすすめ
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ヒールは3〜5cm程度が歩きやすく上品
カバンやアクセサリー:
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カバンは式中に使うわけではないので、小さめ&シンプルがベスト
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ピアス・ネックレスなどのアクセサリーは控えめに(大ぶり・派手なものはNG)
主張しすぎないシンプルなアイテム選びが、卒業式では評価されます。
**「品よく、控えめに」**を合言葉に選びましょう。
⑤「親御さんと並んでもおかしくないか?」を最終判断の基準に
卒業式は本人だけでなく、多くの場合保護者も出席する大切な日です。記念写真や家族写真を撮る場面も多く、親子で並んだ時にバランスがとれているかも意識すべきポイントです。
たとえば:
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親御さんがスーツなのに、自分だけカジュアルすぎる
-
逆に、子どもより保護者の方が派手すぎる
というアンバランスな構図になると、家族写真が気まずい思い出になりかねません。
親子で服装の相談をしておくのもおすすめですし、事前に学校側が指定する服装のガイドラインがある場合は、親御さんとも共有しておくと安心です。
卒業式の服装選びで後悔しないためのまとめ
チェックポイント | 簡単なガイドライン |
---|---|
色味とデザイン | 派手すぎない・落ち着いた色でまとめる |
清潔感 | アイロン済み・靴や服の汚れを落とす |
周囲との調和 | 浮かないように事前リサーチ |
小物のマナー | 靴・鞄・アクセはシンプルで控えめ |
親とのバランス | 記念写真に写っても違和感がないか確認 |
参考リンク
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文部科学省「学校行事等の実施に関するガイドライン」
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/04062301.htm -
厚生労働省「若者の社会的自立支援に関する施策」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000176926.html
卒業式は、一生に一度の大切な節目。
「自分らしさを保ちつつ、周囲との調和も意識した服装」で、堂々とした姿で式に臨みましょう。
保護者の服装マナー|目立ちすぎない品のある装いを
通信制高校の卒業式は、生徒にとっての大きな節目であると同時に、保護者にとっても「わが子の成長を見届ける特別な日」です。式典では記念写真や学校関係者とのあいさつの場面も多いため、保護者の服装にも一定のマナーと配慮が求められます。
この記事では、通信制高校の卒業式に出席する保護者の服装マナーについて、男女別に丁寧に解説します。「何を着ていけばいいかわからない」「浮かない格好が知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
通信制高校でも保護者の出席率は高め!服装も“式典仕様”を意識しよう
通信制高校では登校日数が少ないケースも多く、生徒同士・保護者同士の交流機会があまりないという背景があります。そのため、卒業式は保護者にとっても「わが子の成長を見守る大切な行事」であり、毎年多くの保護者が参加しています。
服装においては、**全日制高校の卒業式と同じように“落ち着いたフォーマルスタイル”**が基本と考えて問題ありません。
「通信制=ラフで良い」は誤解であり、記念撮影・来賓対応・式場の格式を考えても、きちんと感のある服装が求められます。
母親の服装マナー|「控えめな華やかさ」を意識して
基本スタイル:セレモニースーツ or 上品なワンピース
母親が卒業式に出席する際の定番服装は、以下のようなスタイルです。
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セレモニースーツ(ツイード・シンプルなノーカラースーツなど)
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膝丈の上品なワンピース+ジャケット
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ベージュ・ネイビー・グレー・淡いピンクなど落ち着いた色味
ブラックフォーマルでも悪くはありませんが、卒業式はお祝いの場ですので、喪服のように見えない工夫(インナーに明るい色を選ぶなど)が必要です。
靴・バッグ・アクセサリー
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靴は黒またはベージュのパンプス(ヒール高3~5cmが一般的)
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バッグはA4サイズが入る程度のシンプルな革製バッグが理想
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パールのネックレス・小粒のピアスなど、控えめなアクセサリーはOK
特に注意したいのが、「目立ちすぎないこと」。
卒業式の主役は子どもたちです。母親があまりに華美すぎる服装(大ぶりアクセサリー・派手な柄・過度な露出)をしていると、周囲の視線を集めてしまうこともあります。
「子どもを引き立てる“縁の下の力持ち”」を意識した服装が最もふさわしいといえるでしょう。
父親の服装マナー|フォーマルスーツ+ネクタイが基本
基本スタイル:ビジネススーツで問題なし
父親の場合は、「ビジネスシーンに着ていくようなダークスーツ」がそのまま卒業式に使えます。
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スーツは黒・濃紺・チャコールグレーがベスト
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シャツは白か淡いブルー
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ネクタイは派手すぎないストライプ・ドット柄など(赤系は避ける)
ダブルスーツやタキシードのような格式が高すぎるスタイルは逆に浮いてしまうため、避けた方が無難です。
靴・バッグ・身だしなみ
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靴は黒の革靴をしっかり磨いておくこと
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バッグは持たなくても問題ありませんが、持つならビジネス向けのレザーバッグ
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髪型・ひげの手入れ・爪など細部まで整えておくと好印象
また、マスクを着用する場面がある場合も、黒やグレーなど落ち着いた色味を選びましょう。清潔感のある見た目は、本人以上に保護者が見られることも多いため、しっかり準備しておきたいところです。
NG例:こんな保護者の服装は避けましょう
以下のような服装は、通信制高校の卒業式において浮いてしまったり、非常識と取られてしまう可能性があります。
母親の場合
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原色系(赤・蛍光色)のワンピースやジャケット
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露出が多い(ノースリーブ・背中が開いたデザインなど)
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柄が派手な服(花柄・アニマル柄など)
父親の場合
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ジーンズ・チノパン・カジュアルジャケットなどラフすぎる服装
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ノーネクタイやスニーカー(特に会場がホール・ホテルなどの場合)
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ブランドロゴの入ったシャツや派手なネクタイ
いずれも、「式典にふさわしいか?写真に残っても違和感がないか?」という視点で判断しましょう。
保護者同士の服装の差を気にしすぎないことも大切
通信制高校では、保護者の出席スタイルも多様です。たとえば、ある保護者はきっちりスーツ、別の方はややカジュアル寄りのジャケットスタイルというケースもあります。
学校や地域によっては、卒業式が小規模・アットホームな雰囲気で行われることもあるため、「他の保護者とまったく同じにする必要」はありません。
ただし、「式典にふさわしいかどうか」「わが子を引き立てられる服装かどうか」という基本を守れば、過剰に心配する必要はありません。
不安な場合は、過去の卒業式の写真や担任の先生に相談するのも良い手段です。
参考リンク(保護者向け情報)
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文部科学省|「家庭と学校の連携に関する情報提供」
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kaikaku/1311013.htm -
厚生労働省|保護者向け支援・子育て支援に関する施策
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000191915.html
卒業式の形式に合わせた服装選びをしよう(対面・オンライン別)
通信制高校では、生徒の生活スタイルに合わせた柔軟な卒業式が行われるケースが多く、対面式だけでなくオンライン形式での卒業式を導入している学校も増えてきました。そのため、服装についても「どんな形式の卒業式に参加するか」で選ぶポイントが変わってきます。
ここでは、対面式・オンライン式それぞれに適した服装選びのコツと、失敗しないためのマナーについて詳しく解説します。特に、通信制高校ならではの悩みも踏まえてご紹介しますので、初めて卒業式に参加する方も安心して読んでみてください。
通信制高校では対面・オンラインの両方の卒業式がある
通信制高校では次のような形式の卒業式が行われることがあります。
1. 対面式(リアル開催)
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会場:学校・市民ホール・ホテルなど
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服装:フォーマルな服装が求められる(スーツ・制服など)
2. オンライン式(自宅や遠隔地から参加)
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会場:自宅・近隣キャンパスなど
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服装:画面に映る範囲での“きちんと感”が重視される
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利用ツール:Zoom、Google Meet、Teamsなど
中には「対面式+オンライン同時中継」のハイブリッド形式を採用する学校もあります。自分がどの形式に参加するのか、まずはしっかり確認しておきましょう。
対面式の卒業式にふさわしい服装の選び方
対面形式の場合、服装は全日制高校の卒業式と基本的に同様と考えて問題ありません。
ただし、通信制高校には制服がない場合も多いため、以下のような服装を基準に考えると良いでしょう。
男子生徒の服装例
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ダークカラー(黒・ネイビー・グレー)のスーツ
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白シャツ+ネクタイ
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黒革靴
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髪型は整えて、眉や爪など清潔感を意識
女子生徒の服装例
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スカートスーツ or パンツスーツ
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白ブラウス+ジャケット(リボン付きも可)
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ヒールの低いパンプス(3〜5cm程度)
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過度なメイク・アクセサリーは避ける
対面式では写真撮影が入ることが多いため、**「写真に写って恥ずかしくない服装」**を意識することが大切です。
また、3月開催の場合は寒さ対策、9月開催なら暑さ対策も必要です。コートやカーディガン、吸湿速乾インナーなどで調整しましょう。
オンライン式の卒業式での服装マナー
オンライン形式の卒業式は、自宅などからパソコンやスマホで参加するため、全身が映るわけではないことがほとんどです。
しかしながら、上半身だけでも“式にふさわしい格好”を心がけることがマナーです。
画面に映る部分がすべて
カメラで映る範囲は基本的に「胸から上」のため、トップスと髪型の印象がとても大事です。
以下のような服装が望ましいです。
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男子:白シャツ+ジャケットまたはカーディガン
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女子:ブラウス+ジャケット or セレモニートップス(白・淡色)
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パジャマやトレーナー、TシャツはNG(カジュアルすぎる)
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寝癖・無精髭など「整えていない印象」は厳禁
たとえ画面越しであっても、卒業証書授与の名前読み上げやスピーチ中に注目される機会があります。
“自宅でも礼節を重んじる”という姿勢は、先生方や保護者にも好印象を与えます。
オンラインならではの注意点と便利な工夫
背景は「生活感をなくす」ことがポイント
カメラに映る背景も服装と同じくらい重要です。洗濯物・布団・冷蔵庫などが映ってしまうと、どうしても式典らしさが失われてしまいます。
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背景にカーテンや壁を活用する(単色がベター)
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仮想背景(バーチャル背景)を活用する場合は無難な式典風背景を選ぶ
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明るさを調整し、顔が暗くならないようにする(照明の工夫)
椅子・机・カメラの高さも工夫しよう
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カメラの位置は目線の高さと同じに設定することで印象が良くなる
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猫背・斜め座りにならないように注意
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スマホを使う場合は固定スタンドがあると便利
これらの小さな工夫が、卒業式という“節目”を大切に過ごす姿勢として伝わります。
ハイブリッド開催の場合も「対面準拠」が基本
最近では、「対面+オンライン同時配信」のハイブリッド形式を採用する通信制高校も増えています。この場合は、基本的に「対面式に準じた服装が必要」と考えましょう。
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たとえオンライン参加でも、他の生徒や保護者と並ぶ場面がある可能性がある
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カメラで記念撮影をする場合、上下ともに整った服装のほうが無難
迷ったときは学校に確認するか、「一つ上のフォーマルさ」を選ぶのが安心です。
卒業式の服装は「記録にも記憶にも残る」もの
卒業式はその瞬間だけでなく、写真・動画・証書など形に残る機会が多い行事です。
そのため、対面・オンラインを問わず、「後から見返しても恥ずかしくない服装」が重要です。
たとえば――
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後日クラスアルバムに写真が掲載される
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保護者が家族アルバムに保存する
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自分が将来SNSに思い出を投稿する
こういった場面でも、「ちゃんとした格好をしていて良かった」と思えるよう、気持ちを込めた服装選びをしておきたいところです。
参考リンク(式典・オンライン参加に関する公的情報)
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文部科学省「オンラインによる学習支援・行事活用」
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1413919.htm -
厚生労働省「家庭・学校とのつながり支援」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000191915.html
まとめ:形式に合った装いで卒業式を「自分らしく」演出しよう
通信制高校では、卒業式の開催形式も多様化しており、それぞれにふさわしい服装選びが求められます。
**「どのような場でも、自分と周囲を尊重する装いを」**という意識があれば、どんな形式の式典でも自信を持って参加できるでしょう。
対面式でもオンライン式でも、「しっかり準備した姿」が、周囲への感謝や未来への決意を伝えてくれます。
ぜひ、自分らしい晴れ姿で、大切な一日を迎えてください。
通信制高校だからこそ可能な夢や目標をもって学習できる環境を探してみてください。
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